2014年度 活動報告
今年も自主研究那須のお米グループは豊作でした。
今年の味をぜひお試しください。
私たちの学びはお米の制作から、販売までのすべてです。
今年度は田植えの前から、長年 ご厚意に預かっている地元農家の八月朔日さんと一年の
活動予定を話し合い、私たちの研究についてのアドバイスをいただきました。
今年度、お米の自主研究グループでは、
〈農薬を使わずに雑草の繁殖を防ぐにはどのような対策が有効であるか〉
という、研究を進めました。
雑草繁殖の理由として、
1 近隣の田んぼから雑草の種が運ばれてくること
2 風によって雑草の種が田んぼに入る
3 田んぼの土に種が含まれている
などが、あげられました。そして、どのようにして種を防げば雑草の繁殖を抑えられるか
という実験を行いました。
そのほかに、実際の田んぼに米ぬかをまくという実験的な方法を試してみました。
すると、これまで最大5回の除草を行っていましたが、今年は3回という少ない回数でも
、稲の成長を妨げることなく稲刈りを迎えることができました。
米ぬかは雑草の繁殖を妨げるのに有効であることがわかりました。
今年は、台風が来る前に臨時で那須に駆けつけて、稲架かけを外す、ということはありま
したが、目立った台風の被害はありませんでした。
今年度の活動を通して、農業のファスト化の波と勇気米の違い、強みについて考えました
。
便利な農業重機や農薬がある中でなぜ私たちはすべて手作業ですることを選んでいるのだ
ろうか。胸を張って言えることは田植えから稲刈りまでほとんど手作業で行う勇気米は機
械で作ったものよりも、人の手に触れて育ちました。
そして食べていただく方には手作業のぬくもりを感じていただければ嬉しいです。無農薬
なのはもちろんですがその上にある手作業での工程の価値を見出していきたいとかんがえ
ております。